『令和4年度 障害者福祉施設従事者等のための虐待防止に関する研修会』を開催しました
令和3年4月に実施された障害福祉サービス等報酬改定時において、障害者虐待防止の更なる推進のため、①従業者への研修実施 ②虐待防止のための対策を検討する委員会(虐待防止委員会)を設置するとともに委員会での検討結果を従業者に周知徹底する ③虐待防止のための責任者の設置、が令和4年度より義務化されたことを踏まえ、砺波圏域内における障害(児)者支援に携わる方々を対象に、障害者虐待の定義や特徴、不適切な支援を生み出さないための取り組み等について学び、障害者への虐待防止と権利利益の擁護を図ることを目的として、令和5年1月19日(木)に標記研修会を開催しました。
コロナ禍ということもありZoom配信のみの開催となりましたが、総勢 133 名(延 72 事業所)の方々にご参加いただきました。また、複数事業所からのご要望により2度の再配信も行いました。
第1部は富山県厚生部 障害福祉課 管理係長 寶達 芳郎 氏 を講師としてお招きし、「障害者虐待防止について」と題して、障害者虐待防止法の概要、障害者虐待の状況、義務化により対応すべきこと等について、分かりやすくご説明いただきました。
第2部は一般社団法人 富山県社会福祉士会 監事 寺岡 栄一 氏 を講師としてお招きし、「障害児者支援に携わる者としての心構え~不適切な支援を生み出さないために~」と題して、虐待の定義、虐待事案の背景要因、虐待防止の6つの支援、虐待防止の取り組みと意思決定支援等について、現場の目線に立った内容で、多くの事例を交えながらご講演いただきました。
参加者からは、「虐待の基礎的な知識を学ぶことができた」「難しい法律についてポイントを絞って説明してもらい分かりやすかった」「具体例をたくさん話され、自分の身近にもあることだと再認識できた」「支援者のチームワークが重要であり、絶対に一人で抱え込まないことが重要であると強く感じた」「再配信してもらえたことで、研修会当日参加できなかった職員も参加できるため、有り難たかった」等の意見が聞かれました。
管理係長 寶達 芳郎 氏 監 事 寺岡 栄一 氏 続きを見る